水中ドローンに映り込んでいた海底の「草」がすごかったらしいという話。
こちらがタイトルにある草↓

なのですが、水中ドローンで海底にもぐっていたときは「なんか草があるナ~~~、カッ、、、カラマル!」ぐらいにしか思ってなかったのですが、なんとこの草がめちゃめちゃ貴重らしいというお話を聞きました。
人呼んで、
「アマモ」
というらしいです。
このあいだ参加したイベント(DeSET第一期報告会)の展示をふらふらしていたときに、
明らかに圧倒的門外漢テイストをかもし出しているはずの自分に一番はじめに声をかけてくださった方が
楽しそうに教えてくださったのですが、
このアマモ、
海のなかで大量の稚魚や貝を育ててくれているのだそうです。
アマモ1ヘクタール(サッカーコート+αくらい)あたり
100万~500万円分くらいの年間漁獲量に影響するのだとか。
そのアマモがたくさん生い茂る「藻場(モバ)」はまさに、
「海の森」であり「海のゆりかご」であり「海のレストラン」なんだそう。
※環境省のこちらのサイト参照
いまこの記事をかいているカフェのテーブルの横で、
まさにゆりかごに寝ながらお母さんの休日のカフェ作業をすやすや待ってる赤ちゃんがいるのですが、
まさにこんな光景がアマモの茂みのなかにたくさんあるということでしょうか。
ギョギョー!と言わんばかりに水中ドローンでおいかけていたそのおさかなさんたちは、
かつてこの藻場ですくすく育っていたのかと思うと
海底の草を「カッ、カラマル~~!」としか思ってなかった自分がなんだか情けなくて叫びたくなります。
アマーーモウ!(謎)
そしてそのアマモがいまとても減少しているんだそうです。
色々原因はあるみたいですが、水温上昇や埋め立て地の増加などが原因とのこと。
しかしすごいなあと思ったのが、水産庁の方々は「アマモ再生ガイドブック」という、
自分みたいな一般ピープルとしては到底追いついていけない素晴らしそうなガイドブックを発行されていたり、
アグリライト研究所さんというところでは高校生とアマモの共同研究をしているそう。
アマモの天才性をまじまじと知っていく高校生はきっとすごい大人になっていくのだろうなぁ~。
ほかにもいろいろアマモの取り組みがいっぱいあるようです。
しかしながらイベントでお会いした方のお話によると、
いちど死んだ藻場が生きかえるのは相当至難の技なんだそう。
養殖した苗を海底に植えてもだめで土壌の改善からしないといけないし、
やっとの思いで土壌から生き返らせてもビジネスになりにくいから
事業が続いたり拡大するのはとても難しいということでした。
ほほぉ・・。
SUICHU GO! としてはアマモ界のアインシュタインが現れるのを超微力ながらも応援していきたいと思うばかりです。
ちなみに余談ですが、
以前にアップした水中ドローンの撮影記録にも見返したらアマモがけっこう映り込んでました。
生い茂っている感じではないので「森」とは言い難いですが、
海底のリアルな藻場やアマモ、よろしければ観察してみてください~
それで、寝てた赤ちゃんが目覚めてちらちらこっちをみてくる・・。笑
まさか君がアマモ界のアインシュタインか!!
アマーモ!!(謎)
ではでは。
<おしらせ>
SUICHU GO!のイベントページでは、様々な企画を行っています。よろしければ併せてご覧ください◎
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